ビジョンのない語学学校は絶滅する?

¡Hola, amigos míos! 🇲🇽🇪🇸 スペイン語YouTuberのノブシート (@spanish_nobu ) です。

今回は、とてつもないスピードで変わりゆく語学学習のイマを綴ります。

現代の語学学習は「結果コミット型」と「C to C型」に分かれています。というか勝手に分けました。猛烈なスピードでこの二つのタイプが台頭してきていると感じます。

※以下、英語学習についての言及が多くなりますが(需要が多くサービスが多様化するため)、今後のスペイン語業界においても重要だと思うので語ります。

このテーマを取り上げるワケ

僕自身、日本で社会人をやっているときに大手英会話学校に通っていました。先生は明るくて優しく、受付のスタッフの対応も丁寧。教材も見やすく分かりやすかったことを覚えています。

あるときクラスで「どれくらい英語を勉強しているの」という話になりました。すると「私はここに3年通っている」「オーストラリアに1年間ワーホリに行っていた」と返答。

(なんでおれと同じクラスにいるの!?もっと上のレベルにいるべきじゃない…か?)

当時から英語よりスペイン語の方が得意だった僕の英語力は初級ちょっと上くらい。経験も発音も明らかに僕を凌駕しているのに、なぜここに。というのが本音でした。

そこで感じた違和感から出した結論が「ここに来ている人たちは英語が上手くなりたいというよりは英語に触れたいだけ」でネイティブ講師と週1、2回会っておしゃべりできればよかったのです。

たしかに考えてみれば英会話学校の中にもいろいろある。ビジネスレベルの英語力が必要な人とかはGABAみたいなところに行くだろうし、留学にも行くかもしれない。

イーオンとかのお客さんはきっと「英語をたしなみたい」というレイヤーなんだろうなと感じました。

それを悪く言うつもりはなく、むしろビジョンがハッキリしているといえます。「いきなりガッツリ勉強するのは腰が引けちゃうけど、たしなむ程度なら…」みたいな

世の中にゴマンと語学学校はあるけど、各々しっかりターゲットや理念があるんだろうな、と思ったわけです。当たり前のことだけど。

学習者目線でいうと「ネイティブと話したい」「安いから」というぼやっとした理由で選んでしまうのはもったいない、ということです。

実際、(スペイン語の勉強と両立させるため)短気で効率よく英語力を伸ばしたいと思っていた僕はその学校を辞めてしまいました。つまり自分の調査不足によるミスマッチです。

そこで、「明確なビジョンのない語学学校は選ばれなくなるよ」という想いを伝えるべく書いております。

はい。本題いきます。

結果コミット型

2020年の東京オリンピックが近づくにつれ、英語の需要は高まるばかり。企業は英語研修を実施し、「おもてなし英語」なるものを飲食店スタッフに教える人までいます。

何年も前から叫ばれていることですが、日本全体で英語力向上が急務なのです。

とはいっても、社会人も学生も毎日忙しく過ごしています。毎日何時間も学習できる人は少ないでしょう。そんな状況下、短期間に確実に成果を出せる「結果コミット型」が密かに注目を浴びています。

留学

典型的なのが、フィリピンの語学学校 サウスピーク。そのテーマは「本気留学

とにかく結果にこだわる。 「英語力が一番伸びる語学学校」を謳い、全生徒の結果にコミットしています。

【成果1】留学の成果を圧倒的かつ具体的な数字として残すことが出来る。
⇒日本で勉強した場合の1/3の期間で、3ヶ月でTOEIC LR試験の点数を平均で200点以上高めることが可能です。※日本で1日3時間勉強した場合、8ヶ月から9ヶ月かかります。

【成果2】「英語で話す」「英語で書く」能力を飛躍的に高められる。
⇒「英語で話せるようになりました」というような曖昧な成果ではなく、TOEIC SW試験(Speaking and Writing)という第3者の客観的な試験によって、学習の成果を示すことが出来ます。そして、TOEIC SW試験で320点(8割の得点)、360点(9割の得点)を獲得することが可能です。

(HPから引用)

日本国内

「結果にコミット」といえばRIZAP。そのRIZAPが英語教育にも進出していることをご存知でしょうか?

その名もRIZAP ENGLISH

ダイエットトレーニング事業とシステムは同じ。個人トレーナーが付いて確実に英語力を伸ばすことを宣言しています。噂の「全額返金保証付き」(笑)

C to C型(個人対個人)

今やネイティブから学ぶことは珍しいことでも難しいことでもありません。語学学校や留学に行かなくても簡単にネイティブからレッスンを受けられます。

無料系

HelloTalkHiNative, Duolingo などは無料で学べるアプリです(課金システムがあったりもする)。ネイティブに会話や添削を無料でしてもらえる時代。

英語はもちろん、スペイン語を含め世界中の言葉が学べて外国人と繋がれます。

有料系

flamingoは日本にいるネイティブと学習者を繋ぐサービスです。近所のカフェで気軽にネイティブからレッスンを受けられます。発音を教えるのが得意な先生、洋画に詳しい先生など好みや目的に合わせて選べちゃいます。

フラミンゴは、外国語を学びたい人が講師を探してレッスンを予約できるマッチングアプリ。教わる側は、他の生徒のレビューやチャットを通じて、本当に相性のいい講師を納得がいくまで、レッスンで会うまでは無料で探せる。フラミンゴ代表取締役の金村容典氏は「会話だけでなく、異国語を話す人とのつながりや興味、関心をフォローすることで、相性がよく、会話を楽しめる講師と出会えることが、フラミンゴの特徴」と話す。

(引用記事はこちら

語学と趣味を掛け合わせたサービスがカフェトーク。好きなテーマ、苦手なところをピンポイントで練習できるので効率がよさそう。

文法をしっかり固めたいなって人に、スラングまぜまぜなフリートーク仕掛けるようなミスマッチが防げる。

ビジョンのない語学学校はなぜ生き残れないのか?

【TED】Simon Sinek は「Why」こそが重要と力説

なぜビジョンが明確でないといけないのか。こちらのTEDで解説されています。『HowでもなくWhatでもなく、Whyからはじめよう』と。

例えば、語学学校に「どんな学校ですか?」と尋ねたときに

「当校は30年以上、外国人にスペイン語を教えてきた豊富な経験とそれに基づくメソッドが御座います。また講師は全員、外国語としてのスペイン語を教える学位を持っておりますので初心者の方でも安心して授業を受けて頂けます」

もー全然響かない

上記の通り、学習者はどんどん便利でお得な手段を手に入れているのに「How」や「What」ましてや値段で勝負したって勝ち目はありません。

こういう学校は遅かれ早かれ衰退していくと思います。そして、魅力的な競合校やアプリに淘汰されていくでしょう。

 「スペイン語は21ヵ国以上の地域で話されていますので」が嫌い

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正直にいうと「スペイン語は21ヵ国以上の国で話されています」「今やアメリカでも約4,100万人以上の人がスペイン語を話しています」

っていう、数字を理由にスペイン語を薦める学校や講師が嫌いです。

いや、数字はめちゃくちゃ大事なんですよ。めっちゃ大事。以下の記事の通り、実際のところスペイン語の重要性は増すばかり。

米国でスペイン語を母国語とする人口は約4100万人、バイリンガル人口は約1160万人となっている。報告書は米国勢調査局や他の国々のデータに基づいている。

スペインの総人口は4770万人、コロンビアは4620万人で、米国は3億1890万人。報告書は米国勢調査局の数字を引用し、米国のスペイン語人口は2050年までに1億3280万人に達し、世界最多になるとも予想した。

インターネットで使われる外国語を見ると、スペイン語は中国語、英語に次ぐ3位。フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアでは英語に次いで2位だった。

米調査機関ピュー・リサーチ・センターの最近の報告書によると、米国内のヒスパニック(中南米系)人口の昨年の伸び率は2.2%と減速したものの、総人口の17.4%を示した。1995年から2000年にかけての平均増加率は4.8%、10年から14年にかけては2.2%だった。

CNN「スペイン語人口で米国が世界2位に、スペイン本国抜く」

でもこういったデータの羅列には心は動かされないんです

「へーそうなんだ。スペイン語やってみようかなぁ」と言ってくれる人はいるかもしれません。でも、始めない。そういう人はきっと始めないし、始めても続かない。

「中国語を話せるとこれからすごい重宝される人材になれるよ。中国は地理的に近い巨大市場だし、訪日中国人も年々増えるばかり。インバウンド市場でも貴重な存在になれる」

「フランス語は25以上の国や地域で話されている。発展途上でポテンシャルのあるアフリカの公用語であるフランス語を話せると強いよ」

…始めたくなりました?

少なくとも僕はならない(中国語とフランス語に落ち度はない)。素晴らしいデータや論理的な説明を聞いても腑に落ちないってことがあるんです。特に外国語は。

ネットが生活の一部となった現代では毎日膨大な量の情報に触れます。情報やデータに麻痺しちゃっているんです。

「冷たい」情報はネットの受け手には伝わりません。もっと「あったかくて身近な」理由を求めているんです

僕が「Spanish Can Change Your Life」というミッションを掲げるのはそのため。

ビジョンのない語学学校は絶滅する。もっと「Why」にフォーカスした語学学校が必要だ。

おわり

【SNSの主な活動】

Twitter|スペイン語ミニ動画/ 語学学習や海外生活のリアルを正直に投稿

YouTube|毎日スペイン語を学べる【毎日3分スペイン語】を運営

Instagram|メキシコの写真とスペイン語日記を掲載/ ストーリーではスペイン語で話してます

スペイン語YouTuberノブシート

投稿者:

spanish-change

日本一のスペイン語YouTuber▶️新卒入社から1年で退職し、周りの反対を押し切りメキシコ🇲🇽へ移住。「第二外国語こそ夢を叶えてくれる」という想いから《Spanish Can Change Your Life》を信念に邁進。未だに挨拶のハグで照れてしまう24歳。

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